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Takeshi Obana
8弦ギタリスト尾花毅

プロフィール

尾花毅 7弦,8弦ギター

 

父親の仕事の関係で幼少期をドイツで過ごす。8歳よりクラシックギターを始め、12歳で帰国後も本格的なクラシックギターのレッスンを継続する。
一方で、ディストーションギターの音色に強く魅せられ、エレクトリックギターへと傾倒。学生時代はジャパニーズ・ヘヴィメタルブームの中、自作曲を演奏するプログレッシブ・ハードロックバンドで活動し、都内および横浜近郊のロック系ライブハウスで数多くのステージを経験する。

大学卒業を迎える頃、ブラジル音楽と出会ったことをきっかけに、再びクラシックギターをメイン楽器として演奏するようになる。
その入口は、アメリカのフュージョン系ミュージシャンとブラジル人ミュージシャンによるコラボレーション作品であり、そこからMPB、ボサノバ、サンバ、さらにはショーロへと深く遡っていく中で7弦ギターを手にする。

ショーロやサンバにおける7弦ギターの伝統的奏法から多大な影響を受け、低音部を旋律的かつリズミックに扱う現在のプレイスタイルの基礎を確立。
活動は多岐にわたり、様々なユニットへの参加をはじめ、ブラジル音楽を歌うシンガーやソリストのサポート、来日ブラジル人ミュージシャンのツアーサポート、さらに先鋭的なミュージシャンとのコラボレーションなどを精力的に行っている。

近年は、7弦ギターの表現をさらに拡張する形で8弦ギターをメイン楽器とし、低音域の表現力を一層深化させている。
なお、使用しているギターはすべて、ギター製作家である実父の手によって製作されたものである。

ライブスケジュール

Luthier Shigeo Obana

ギター製作家 尾花繁男

尾花繁男 ― ギター製作家としての原点
 

8弦ギター奏者・尾花毅が使用する楽器は、すべて父である尾花繁男によって製作されている。

しかし繁男は、もともとギター製作の世界とは無縁の人生を歩んできた人物である。
横浜ゴムに入社後、モータースポーツの分野でキャリアを積み、ラリー活動と並行してレーシングタイヤの開発を担当。若い頃から西ドイツに長期駐在し、サファリラリーやサーキットでのタイヤテストに携わってきた。

毅が幼少期をドイツで過ごし、ギターを始めたのもこの時代である。


 

70歳、ギター製作との出会い
 

時は流れ、ドイツと日本を行き来する生活を続けていた繁男が、70歳を機に退職し日本へ帰国することが決まった。
帰国を半年後に控えた一時帰国中、父と毅は居酒屋で酒を酌み交わしていた。

「もうすぐ70歳だし、日本に帰ったら暇になるな。
また船の模型でも作ろうかな……」

繁男は昔から手先が非常に器用で、精巧な木製の船の模型を作ることを趣味としていた。その話を聞いた毅は、ふとこう口にする。

「船の模型じゃなくて、ギターを作ってみたら?」

当時、毅が使っていた7弦ギターは日本では入手が難しく、ブラジル製のものだった。

「……やってみるか」

その一言が、すべての始まりだった。


 

独学で完成させた最初の一本
 

繁男はドイツに戻ると、ギター製作に関する文献を集め、製作用工具を揃え、クラシックギターの設計図を研究し始めた。
ドイツはスペインと並ぶギター製作大国であり、環境にも恵まれていた。

70歳で日本に帰国後、誰に師事することもなく、ギター製作の名著のみを頼りに、一本のギターを完成させる。
それは7弦ではなく、ハウザー風の6弦ギターだった。

完成したギターを前に、毅は内心こう思っていた。

「正直、ちゃんと鳴らないかもしれない……
どうやって慰めようか……」

恐る恐る試奏してみると——

驚くほど良い音が鳴った。

「これ、そのまま使えるじゃん……!」

この瞬間、ギター製作家・尾花繁男が誕生した。


 

多弦ギターへの挑戦と評価
 

2本目は、いきなり7弦ギターへの挑戦だった。
この2号機は、毅がそれまで使用していたブラジル製7弦ギターを明確に超えるサウンドを持っていた。

3号も7弦ギターで、この楽器は現在も毅の手元にあり、ライブやレコーディングで使用され続けている。

やがて毅の演奏するギターの音が評判を呼び、国内外のギタリストから製作依頼が舞い込むようになる。
ついにはブラジルのトップギタリストたちからも注文が入るまでになった。

  • Yamandu Costa

  • João Lyra

  • João Camarero
    他 
     

信じられない夢のような話である。

また、長年共に演奏活動を続けてきた盟友・中西文彦氏が、繁男の初期作品を今なお愛用してくれていることも、何より嬉しい出来事である。

現在、そしてこれから
 

月日は流れ、現在85歳。
繁男はいまも現役でギター製作を続けている。

ありがたいことに製作依頼は途切れることなく、「なかなか簡単には引退できない状況」が続いている。

もちろん、毅が演奏するギターはすべて父の手によるものだ。
近年は毅の要望により、材料の異なる8弦ギターを4本製作。
製作歴15年の中で、これほど多くの多弦ギターを手がけてきた製作家は、日本でも稀であろう。

毅のために製作された最新の8弦ギターは No.65。

あと何本、この手から生まれるのか——。

それは、父と息子の音の対話が続く限り、まだ誰にもわからない。
 

写真は全てNo.65
表面板は年10年もの間湖に沈んでいた杉材サイドバックはクラシックギターではあまり使用されることのないバーズアイメイプル非常に珍しく美しい
自作のロゼッタは0.5mm角の角材で作られた寄せ木細工
非常に大変な作業であるがここが製作家の顔となる
かなり角度の強いレイズドフィンガーボードとサウンドポート
この組み合わせが現在の尾花ギターの特徴でもある
非常に美しいヘッドのフォルム
ペグは全てブラジルVS Tuners
8弦ギター用の特注

 

OBANA Microfone について


OBANA Microfone は、8弦ギター奏者・尾花毅が自身のライブで使用するために研究と改良を重ねて開発した、クラシックギター専用ダイナミックマイクの誕生をきっかけにスタートしたマイクメーカーです。現在は第5世代へと進化し、パンデイロ専用モデルや、DPA 4099 の楽器用ホルダーに装着可能なモデルなど、「楽器の生音をそのままPAから届けたい」という演奏家の想いを形にした、コンパクトなマイクロフォンを製造・販売しています。

ギター用ダイナミックマイク OBA-G5 は、「できることならマイクを使いたくない」と考えるクラシックギター奏者からも支持されるほど、自然で違和感のないサウンドをPAからアウトプットすることができます。

また、大音量のモニター環境においても比較的フィードバック耐性が高く、ドラムやベースが加わる ジャズやポップスの現場 でも多く使用されています。

 

ラインナップの中でも特に個性的なのが、ブラジル発祥の打楽器「パンデイロ」専用マイクです。このモデルは本国ブラジルでもトッププレイヤーたちに愛用されています。世界を見渡しても、パンデイロにのみ装着できるマイクロフォンは OBA-PD2 だけと言っても過言ではありません。


右の写真をクリックしてください。
OBANA Microfone の公式販売サイトへ移動し、
今すぐ尾花マイクを手に入れることができます。

OBA-G5

OBA-U1

OBA-ARM

OBA-Headset

OBA-PD2

OBA-GC2

OBA-G5P

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